生涯楽しめるアマチュア無線という趣味
多くの人は何かに没頭することが出来ると、生活でのストレスを和らげることが出来て健康維持にも役立つと言われます。
趣味は自分に合ったものを探すことが大事ですが、子供のころから時間を掛けて親しんできた趣味は意外と離れられないものです。
色々身に付けた断片的な知識が、ある時ちょうど回路が繋がったように急に全体が理解できるようになります。
例えば、最初のうちは電気の基礎、コンピュータの原理、インターネットの話を個々に習得していても、ある時にそれが不思議と全体として見えてきます。ちょうど地球を国際宇宙ステーションから見ているような感覚です。過去に訪問した何百という地球上の場所も上から見ると全体が見えるので「なんだそうだったのか」と思えてくるのです。。
アマチュア無線には、色々な楽しみ方がありますが簡単に出来る手始めとしてSWLから始めましょう。SWLとは受信機を使って短波を聞くことでショートウェーブリスナーという趣味です。地球上には目に見えないあらゆる電波が飛び交っています。それを受信機を使って選択しながら聞きます。思い掛けない場所からの電波をキャッチすることがありますので、必ず受信した日時と周波数・信号強度などメモを取っておきましょう。録音が出来れば最高ですね。
ある程度たまると、SWLとしての趣味が実感できます。そんなことから昔はSWLのことを「趣味の王様」と呼んでいた時代がありました。当時のアマチュア無線はお金がかかったので日本ではそう呼んでいる局もあったようですが最近では通用しません。
以前、伊勢市に100歳を超えてアマチュア無線を現役で楽しんでおられたOMを訪問し、そのコツを尋ねたことがありましたが、答えは「まず継続すること」と言われました。長くやれば知識が集積するばかりでなく知人も増えます。彼らから得られる自分には無い知識で脳に刺激を受け益々意欲が沸きます。
そんな趣味ですが、仕事とのバランスを考えて楽しむことが大事で、いくら知識が増えても仕事が上手く行かなくなると別の悩みが出て人生にとって無駄な時間を費やしてしまいます。
(レポート)JR2MHVとみおかたくみ