人気のID-51をパワーチェック

ここ数年、新しい通信方法が盛んになり全国でも多くのファンが出来ています。それはJARLとアイコムが共同開発した「D-STAR」という通信方法です。響きの良い用語なので一度耳にすると簡単に記憶されます。
この通信では専用のリグ(無線機)が必要であり、ほとんどがアイコム製のものです。ケンウッドからもハンディ機が発売されていますが多くはアイコム製を愛用しておられます。
便利なのはハンディタイプのID-51という機種です。
毎日使用するのでパワーが心配になり測定をしてみることにします。
HP-437Bというパワー計です。熱電対式のセンサーを付けて使用しますが、この時はHP-8482Aで測定したものです。

当然、入力端子に直接入れると壊れるので、安全を見て100W30dBの減衰器を使用します。
ハンディ機の電源は専用バッテリーを満充電して接続しました。


ごらんの通り、少しパワーが落ちていますが、減衰器の30dBを考慮して1000倍するとほぼ4.8W出ています。まあまあでしょう。

デシベル表示にも切り替えが出来て6.85dBmを示しています。これも減衰器の30dBを加算すると
6.85dB+30dB=36.85dBmということになります。


現在、HP社の測定器部門は別会社になりAgilent Technologiesという。

当クラブの勉強会では、持ち込みされたリグのパワーチェックやスペアナによるスプリアスのチェックもやっております。
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